Systemwalker 特集
ブロードバンドインターネット時代のミドルウェア特集
エンタープライズ・グリッド
「Systemwalker CyberGRIP」6
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なぜ、今、グリッドに注目が集まっているのでしょうか? それはコンピューティングパワーや情報、サービスを必要に応じて安定的に利用したいというニーズが高まってきているからです。
現在、企業では現場からリアルタイムで情報を流通させたり業務を連携させたりするということが求められています。しかもスピーディーにかつ高品質なものが求められます。
次に現在の市場は予測困難です。顧客のニーズは多様化しており、少しの顧客の変化に気づき、そのニーズを吸収した商品・サービスをいち早く提供することが求められています。
またITは、企業と顧客を結ぶ社会インフラとしての信頼性を確保することが求められています。
つまりデータを高品質かつスピーディーに処理し、予測困難なマーケットニーズを精緻なシミュレーションを行うことで、予測する、またどんなに負荷がかかろうと、ダウンしないというような高信頼のコンピュータが、一般企業でも求められるようになってきました。これらが、グリッドに注目が集まっている理由なのです。
あらゆる業界でグリッドへの関心が高まる
今やグリッドに関心のある企業・団体はあらゆる分野に広がっています。研究分野はもちろん、製造や金融では本格的なグリッドの活用が始まっているほか、文教や情報、エネルギー、流通などでも、グリッドを使った取り組みが行われつつあります。また、グリッドへの関心も、コンピュータリソースをフルに活用するコンピューティンググリッドだけではなく、データセンターグリッド、データグリッドにも広がりつつあるのです。
例えば金融業界では、コンピューティングパワーを使って、リスク評価の計算の高速化や保険金支払い情報の精緻な分析のためにグリッドを活用しています。また、物流ではRFID(無線タグ)を使った荷物の位置情報管理にグリッドを適用するなどということも考えられています。
では利用する側から見たグリッドのメリットとはなんでしょうか。グリッドを使えば、ユーザーはどこでも均質なサービスを手に入れることができます。また、コンピュータの性能を意識することなく、大量の処理が行えます。その上、目の前にあるコンピュータが故障していたとしても、グリッドであれば他のコンピュータが処理するので、業務がとまることはありません。しかも、処理時間は短縮されるのです。
またITを導入する側から見ると、グリッドを使えば業務に必要なIT基盤を動的に構築でき、かつ分散したさまざまなITリソースの複雑性を仮想化することができます。さらに、個々のコンピュータの性能と処理状況を把握した上で処理が行われるため、システム全体の信頼性が高まります。しかも従来のIT資産を活用するので、例え高性能なコンピュータが必要な処理でも、新たにハイパワーのコンピュータを導入する必要がないため、コストの削減にもつながります。
