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Systemwalker CyberGRIP 回答一覧(FAQ)

(注)特に断りがない場合、「Systemwalker CyberGRIP」という記述は「Systemwalker CyberGRIP Developer」を含みます。

グリッド一般

Q

グリッドとは何ですか?

A

いろいろ定義がありますが、例えば「地理的/組織的に分散したヘテロなりソースを統合する高性能コンピューティングとデータ処理のインフラ」を指してグリッドということができるでしょう。

しかし、今や、仮想化や共有化の技術要素が入っているものは、すべてグリッドと呼んでいる傾向があります。

そもそも「グリッド」という言葉の由来は、電力供給網(Power Grid)から発しています。電力のユーザは、自分の使う電力という資源が誰がどこで発電して、誰の電線をどういう経路で通ってくるか、意識しません。このような考えをIT資源(サーバ、ネットワーク、ストレージ)の世界にも適用しようというのがグリッドです。


Q

逐次ジョブとは何ですか?

A

1つのジョブから起動されたプロセスやプロセスから起動されたスレッドが、同じプロセサ上で順次動作するジョブのことです。

Systemwalker CyberGRIPには、逐次ジョブ処理用のジョブ実行環境が含まれています。


Q

並列ジョブとは何ですか?

A

プロセスやスレッドが並列処理されるジョブのことです。

  • プロセスの並列
    1つのジョブから同時起動された複数のプロセスが、異なるプロセサ上で並列動作します。各プロセスはプロセス間通信によってデータなどをやりとりして同期をとりながら動作します。
  • スレッドの並列
    1つのジョブから起動したプロセスが、複数のスレッドに分割されて、異なるプロセサ上で並列動作します。各スレッドは共有メモリによってデータなどをやりとりして同期をとりながら動作します。

備考) 同じプロセサ上で動作する場合もあります。

Systemwalker CyberGRIPは、並列ジョブ実行環境と逐次ジョブ実行環境を統合運用することができます。並列ジョブは、並列ジョブ処理用のジョブ実行環境と連携して処理します。


製品全般

Q

Systemwalker CyberGRIPとは何ですか?

A

大量の計算処理を多数の計算資源(サーバ)に分散処理させることで、高性能、高精度を実現するコンピューティンググリッド環境を提供する製品です。

コンピューティンググリッドとは、グリッドの数あるカテゴリの中で、CPUパワーを共有し、最大限に活用する基盤のことをいいます。


Q

Systemwalker CyberGRIPの特徴は何ですか?

A

コンピューティンググリッドを実現し、複数の計算機資源を有効活用できることに加え、Systemwalker CyberGRIPの持つ自律型ジョブ管理機能は、他社製品にはない特徴です。

自律型ジョブ管理機能は、スクリプトファイルからジョブ間の依存関係を解釈して、動的にジョブを生成し、関係を構成しながら実行します。

これにより、利用者は多数のジョブを予め作成、登録する必要がありません。また、自律的にジョブの構成を作れますので、前のジョブの結果に基づいた制御で、ジョブ数の最適化が行えます。


Q

「Systemwalker CyberGRIP Developer」は「Systemwalker CyberGRIP」とどこが異なりますか?

A

「Systemwalker CyberGRIP Developer」は、企業内、研究部門等で、グリッド対応のプログラムの開発、適用検証を行うような開発環境での利用を想定した製品です。

あらかじめ、マネージャライセンス:1ライセンスとエージェントライセンス:5ライセンスがセットになって、エージェント(計算サーバ)5CPU分の対応OSは、Linux、Solaris、Windowsから選択できます。

システム全体のキューの最大多重度は10までに制限され、クラスタは未対応、リソース管理機能は提供されません。


導入

Q

専用計算機による既存の計算環境をグリッドに移行するメリットは何ですか?

A

グリッドによる利点は、計算機の共有、仮想化にあります。

特定の業務専用に計算機を用意する場合には、あらかじめ繁忙期にあわせてリソースを用意することとなりコストがかかります。また、業務のサイクルで計算機を活用しない時期には計算機リソースが余ってしまうことになります。さらに計算機のスケールアップ時の置き換えコストもかかります。

これに対して、グリッド環境では複数の業務でのリソースの共有が可能となりますので、業務の繁忙期には多くのリソースを活用し、それ以外の時期には他の業務で活用するなど、計算機の稼働率を向上することができます。 各計算機リソースのスペックは低くても、複数の計算機パワーを共有して使用できますので、結果として高性能な計算機パワーを得ることができます。 さらに、特定の計算機を意識する必要はありませんので、ある計算機がダウンした場合でも、他の計算機で業務を継続することが可能となります。


Q

ヘテロ環境での利用は可能ですか?

A

可能です。ただし、分散するアプリケーションがヘテロで動作することが前提になります。


Q

接続できる計算サーバ数はどれくらいですか?

A

1台のマスタサーバ(マネージャ)に対して、6400台の計算サーバ(エージェント)が接続できます。

ジョブをどの程度に分割するかがポイントとなります。入出力ファイルなどがある場合に細かくジョブを分割して分散させると、台数を増やすことのメリットよりも、ファイルIO、ネットワーク負荷の方がネックになる可能性があります。

適用できるかどうかのコンサルティング、実証実験、構築などのグリッド適用サービスがありますので、ご利用ください。


Q

コンピューティンググリッドを実現するためのシステムの構成はどのようになりますか? また、Systemwalker Operation Manager、Systemwalker Resource Coordinatorとの関係はどのようになりますか?複数組み合わせなければグリッド環境ができないのでしょうか?

A

Systemwalker CyberGRIPのマネージャを導入した1台以上の計算機(マスタサーバ)と、計算を行う計算機資源群(計算サーバ)の構成になります。計算サーバにはSystemwalker CyberGRIPのエージェントを導入します。コンピューティンググリッドのシステムはSystemwalker CyberGRIPのみで構築可能です。

さらに、Systemwalker Operation Managerと組み合わせると、Systemwalker CyberGRIPのジョブをスケジューリングして自動運転する運用ができます。例えば夜間のみにSystemwalker CyberGRIPで計算ジョブを実行したい場合などに組みあわせることで対応できます。Systemwalker Resource Coordinatorと組み合わせると計算機資源群のSystemwalker CyberGRIPへの組み込みや切り離しなどのリソース管理が簡単にできます。

コンピューティンググリッドの適用コンサルティング、実証実験、構築などのグリッド適用サービスがありますので、ご利用ください。


運用

Q

どのようなアプリケーションが対象ですか?

A

シミュレーションの処理のように、同じ処理をパラメータを変えてループさせるような処理に向いています。個々の処理で扱う入力データも転送できますが、大量のデータ(数メガレベル)のデータを転送すると転送量がネックになるので、入力データも大きくないものが対象です。


Q

アプリケーション内のスレッドレベルでの分散ができますか?

A

Systemwalker CyberGRIP単独では、スレッドレベルの分散処理はできまん。

並列ジョブ実行環境と連携することにより、Systemwalker CyberGRIPから並列ジョブを投入/管理することができます。


Q

Systemwalker CyberGRIPのスクリプトとは、どんなものですか?簡単に書くことができますか?

A

計算機資源群で実行するジョブ(アプリケーション)の実行命令や、ジョブ(アプリケーション)に入力するパラメータ、ジョブ間の待ち合わせなどを1つのファイルに記述します。

スクリプトは、シェル、Perlの既存のスクリプト形式をベースに記述することができます。(繰り返し(ループ)文や条件文、システムコールなど) 一部(ジョブの実行やジョブ間の待ち合わせなど)は、Systemwalker CyberGRIP独自の構文となります。

コンピューティンググリッドの適用コンサルティング、実証実験、構築などのグリッド適用サービスがありますので、ご利用ください。


Q

計算サーバとして、既存の業務サーバを利用する場合に、既存業務との優先付けや空きを見ての運用は行えますか?

A

Systemwalker CyberGRIPで動かしているジョブ間の優先順位づけは可能です。Systemwalker CyberGRIPを使用していないジョブについては、Systemwalker CyberGRIPのジョブとの優先順位付けはできません。

Systemwalker CyberGRIPは、計算サーバでのジョブの実行多重度を設定することが可能ですので、Systemwalker CyberGRIPのジョブがCPUを占有しないような運用は可能です。


ライセンス

Q

Systemwalker CyberGRIP Client の媒体を 1 セットと、100 ライセンスを購入しましたが、CyberGRIP の媒体をコピーして使用することができますか?

A

購入したライセンス数に応じて、媒体をコピーしてインストールに使用できます。


Q

クライアントのライセンスは必要ですか?

A

Systemwalker CyberGRIPのクライアントは、インストールフリーです。


Q

クラスタ運用時のライセンスの考え方を教えてください。

A

運用系ノード、待機系ノードを合わせて1システムとみなします。


Q

Systemwalker CyberGRIP Developerのライセンス数の追加はできますか?

A

Systemwalker CyberGRIP Developerのライセンスの追加はできません。


Q

Systemwalker CyberGRIP DeveloperからSystemwalker CyberGRIPへのアップグレードはできますか?

A

Systemwalker CyberGRIP DeveloperからSystemwalker CyberGRIPへのアップグレードはできません。