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サービスレベル監視、ログ解析に威力
「Systemwalker WebMGR」で大幅な効率アップを実現


http://www.toyota.co.jp/

トヨタ自動車株式会社様 導入事例


1ヵ月あたりのアクセス数6000万件という大規模サイトに成長したトヨタの公式サイト「TID」(TOYOTA INTERNET DRIVE)。2001年秋、システムの大幅リニューアルの際に、富士通のWebシステム総合運用管理ソリューション「Systemwalker WebMGR」を導入した。トップページの表示レスポンスを3分間隔で監視できる環境が整い、さらにコンテンツ作成部署は見たい時に見たい条件でログの解析結果を参照できるようになった。

[ 2002年11月掲載 ]


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トヨタのBtoC事業を統括するe-TOYOTA部

中野 邦彦
トヨタ自動車株式会社 e-TOYOTA部 企画・総括室長

茶谷 進
トヨタ自動車株式会社 e-TOYOTA部 企画・総括室 企画・制作グループ長

激しいグローバル競争が続く中で、トヨタ自動車はますますその存在感を高めている。eビジネスにも積極的に関わっており、インターネットを介した消費者とのつながりもより強固になりつつある。

同社のe-TOYOTA部が、その前身であるGAZOO事業部から組織変更されたのが2002年1月である。「当社のインターネットへの取り組みには、公式サイトであるTID(TOYOTA INTERNET DRIVE)や、車を中心にしたサービスを提供しているGAZOOをはじめ、部署単位で運営しているサイトが多数あります。e-TOYOTA部はWeb上でのトヨタブランドを統一していくための旗振り役という位置づけですが、トヨタのB to C事業全体を統括するという意味も、この部署名には込められています」と、e-TOYOTA部企画・総括室長の中野邦彦氏は説明する。

TIDはトヨタの公式サイトとしての性格から、車の情報だけでなく企業情報なども幅広く発信している。

e-TOYOTA部企画・総括室企画・制作グループ長の茶谷進氏は、「マーケティングや広報、システムなど様々な部署からエキスパートが集まって、このe-TOYOTA部は設立されました。当社のB to C全体を見やすく使いやすいサイトにすべく、様々な面での再構築に取り組んでいるところです」と、補足する。

SystemwalkerがGAZOOとTIDの「橋渡し役」

佐々木 英彦
トヨタ自動車株式会社 e-TOYOTA部 企画・総括室担当員

堂原 淳也
トヨタ自動車株式会社 e-TOYOTA部 情報システム室

TIDに関連する社内の部署は、約50。各部署がコンテンツを作成し、それをTIDに載せるという形だが、従来はデザインや機能などの面で必ずしも全社的に統一されているとはいえなかった。

e-TOYOTA部は発足以来、サイトとしての統一イメージづくりなどに取り組み、それを支えるシステムの更新を2001年秋に行っている。トヨタが選択したのが、Webシステム総合運用管理ソリューション
「Systemwalker WebMGR」である。

「GAZOOのシステムではサーバの多くが富士通製ですし、Systemwalkerを運用管理に利用しています。その意味で、もともとSystemwalkerが当部の標準だったのです」と、e-TOYOTA部情報システム室の堂原淳也氏は説明する。GAZOOとTIDのシステムはともに、昨年から稼働している社内のデータセンターに置かれており、双方にSystemwalkerを導入したことによる運用上のメリットも大きい。GAZOOは基本的にWindows系、TIDはUNIX系のシステムを採用しており、その「橋渡し役」がSystemwalkerなのである。Systemwalkerなら両方のシステムを同様に管理でき、全体コントロールも容易になる。

表示レスポンス監視の絶大な効果ログ解析も様々な切り口で活用

TIDへのアクセス件数はこの2年間にほぼ2倍になった。多くの一般利用者にアクセスされるWebサイトだけに、表示レスポンスなど利用者の感じるサービスレベルには細心の注意が必要になる。

TIDでは、「Systemwalker WebMGRBrowser Agent」を活用してWebページの表示レスポンスを監視している。「データセンターの外側に計測用端末を置いて、3分間隔でレスポンス時間を自動的に測定しています。GAZOOでは同じ仕組みを内製するのにかなり苦労したのですが、今回はあっという間にできました」(堂原氏)。

構築時の基準は「95%以上の確率で、4秒以内のレスポンスを維持する」というものだった。TIDのシステムはこれを大きくクリアしているが、もし何らかの異常が検知されれば、すぐに管理者にアラームで知らされる仕組みだ。TIDのシステムだけでなく、ネットワーク全体をSystemwalkerが監視する体制がとられている。

Systemwalkerの導入効果には、様々な側面がある。

コンテンツ作成部署ではイントラネットから、見たい時に必要な情報を入手できるようになった。以前は日次や週次ベースでログ解析結果をレポートにまとめて紙で配付していた。また、コンテンツ作成部署からの特別な要求で、解析資料を外部発注して作成することもあったが、そうしたコストも発生しなくなった。

e-TOYOTA部企画・総括室担当員の佐々木英彦氏は、「自分達が作ったコンテンツがどのように見られているのか、全部署とも大きな関心があります。ですから、TIDの管理者である私達に細かい情報を聞いてくるのです。以前は、その度にアクセスログ情報を加工しなければならず、とても手間がかかっていました。SystemwalkerWebMGRはほぼ要求どおりの機能を備えており、私達としても非常に助かりましたし、コンテンツ作成部署にも好評です」と語る。

TIDには1日に200万アクセスが集まるが、Systemwalker WebMGR導入によって翌朝までには様々な切り口でログ解析情報を参照できる。

「TID」の総合運用管理システム

部分最適だったサイトを再構築し全体最適を追求

今後、TIDはどのように進化していくのだろうか。茶谷氏は、「これまでは各部署が一番良いと思う方法で、それぞれサイトを構築してきました。部分最適の集合体として、TIDがあったわけです。これまでは重複もありましたが、それを改善して全体最適を目指します」と説明する。

全体最適は同社が創業以来ジャスト・イン・タイムの発想を受けて作り上げてきたトヨタ生産方式の核心であり、いわばトヨタのDNAである。TIDがいま茶谷氏の考える理想形を獲得するのは、そう遠い将来ではないだろう。

e-TOYOTA部の厳しい要求に鍛えられて、Systemwalkerもまた進化していく。

【トヨタ自動車株式会社様 会社概要】

本社 愛知県豊田市トヨタ町1
設立 1937(昭和12)年8月
資本金 3,970億円(2002年3月末現在)
連結売上高 15兆1,063億円(2001年度)
従業員数 66,820名(2002年3月末現在)
事業概要 自動車生産で国内トップ、世界3位。年間生産台数は600万台に迫る。2002年3月期決算では、日本企業で初めて1兆円台の連結経常利益を達成した。
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