アウトソーシングによるパソコン運用管理の見える化によって万全のセキュリティ対策と業務継続性向上を支援
- グローバル企業のセキュリティ基盤を支える「Systemwalker Desktop」シリーズ -
高砂香料工業株式会社様 導入事例
グローバルにビジネスを展開する高砂香料工業株式会社様。新しい基幹システムに求められたのは、グローバル規模の運用に耐えうる高度なセキュリティと、24時間365日無停止の安定稼働性。10年先を見据えたシステム構築にあたって選ばれたのは、富士通のミドルウェアを用いたアウトソーシングでした。
[ 2009年3月26日掲載 ]
| 導入事例概要 | |
|---|---|
| 業種: | 製造業(化学) |
| 製品: | Systemwalker Desktop Patrol (IT資産管理とセキュリティ監査) Systemwalker Desktop Keeper (情報漏洩対策) |
世界市場で事業を展開する大手香料会社の高砂香料工業は、ITの有効活用によるグローバルでのビジネス推進に注力している。情報システム部 部長 松尾 孝司 氏は「現在、オープン化による基幹システム再構築を進めている最中でして、特にセキュリティと可用性を重視しています」と話す。
| 導入前の課題 | 導入後の効果 | |
|---|---|---|
| 急増するパソコンの資産管理を、確実に行いたい | パソコンの資産状況とセキュリティ状況を見える化 | |
| 情報漏洩をはじめとするセキュリティ対策を、徹底したい | USBメモリへのファイル持ち出し抑止など、情報漏洩防止を実現 | |
| システムを無停止で安定稼働させ、業務継続性を向上させたい | セキュリティパッチの自動適用で安定稼働を実現 |
導入の背景
パソコン台数の急増に伴い、手作業での運用管理が限界に

須藤 伸一氏
高砂香料工業株式会社 情報システム部 専任副部長

佐竹 正行氏
高砂香料工業株式会社 情報システム部 副部長

松尾 孝司氏
高砂香料工業株式会社 情報システム部 部長
今回の再構築に向けては、グローバル規模での高いセキュリティ/ 可用性の実現と、24 時間365 日無停止の安定稼働が求められ、それらの要件を満たしていた富士通のアウトソーシングという選択を採った。
同社は中でも、パソコン運用管理における課題解決に取り組んでいた。従来、パソコンの資産管理やセキュリティ監査は、表計算ソフトなどを使い、手作業で行っていた。また、セキュリティ対策も個人に任せることが多かった。
しかし、パソコンの台数が年間約100台のペースで急増するにつれ、様々な問題が生じてきた。情報システム部 専任副部長 須藤 伸一 氏は「業務に用いるパソコンは、ライセンスなどの資産の確実な管理と共に、情報漏洩防止などのセキュリティ対策に万全を期すのが当然です。しかし、台数が増えたため、今までの方法では限界を迎えていました」と語る。
加えて、業務継続性にも深刻な影響を及ぼしていた。パソコンを安定稼働させシステムを無停止で運用するためには、セキュリティに起因するトラブルを極力低減しなければならないが、「パソコンの台数が増えたことで、OSのセキュリティパッチ適用などの保守運用が追いつかなくなりました」と情報システム部 副部長 佐竹 正行 氏は振り返る。
導入のポイント
パソコン運用管理業務の改善にSystemwalkerシリーズを採用
同社はそれらの課題を解決すべく、セキュリティ基盤の再整備に着手した。そこで選ばれた製品が、富士通のIT資産管理ソフトウェア「Systemwalker Desktop Patrol」(以下、DTP)と、情報漏洩対策ソフトウェア「Systemwalker Desktop Keeper」(以下、DTK)である。
採用の大きな決め手となったのは、同社の要求を継続して実現できることだ。「当社は常に10 年先を見据えてシステムを構築しています。DTPとDTKの機能や性能は、私たちが今後10年間で達成・維持しようとしている資産管理やセキュリティを具現化できるポテンシャルを備えていました」(佐竹氏)。
「例えば、私たちが近い将来必要とする機能が現時点で未搭載であっても、次期バージョンで対応する予定があるなど、当社の構想に合う形で、DTPやDTKの開発体制が整えられていました。」と須藤氏は語る。
システム概要
アウトソーシングの有効利用で効率的にセキュリティ対策
2006年初頭より、DTPとDTKの全社展開をスタート。その際、一度にすべての機能を利用開始するのではなく、「マイクロソフトのセキュリティパッチの配付・適用など、優先度の高いセキュリティ項目から着手し、徐々に情報漏洩対策をステップアップ させる」(佐竹氏)というアプローチをとることで、スムーズな導入・展開を可能とした。
また、富士通の手厚いサポートによって、DTPとDTKのより効果的な利活用も実現している。富士通の開発担当者に幾度か、機能や特長を細かく説明してもらったり、使い方の相談に乗ってもらったりもした。「おかげで、製品への理解が深まり、どの 機能を使えば、私たちのやりたいことができるのかを把握できました。富士通のサポートは、セキュリティ計画や戦略立案にとても役立っています」(須藤氏)。
しかも、「グローバル規模での高度なセキュリティ対策ですし、24時間365日無停止の安定稼働が求められるので、自社のリソースだけでは対策が難しかったのですが、その点、富士通のアウトソーシングで実現できたことには大変助かっています」と松尾氏は加える。

導入効果と今後の展開
情報漏洩防止を実現、パッチ自動適用で可用性向上
高砂香料工業はDTPとDTKの導入により、様々な効果を得ている。DTPによってパソコンの資産管理とセキュリティ監査に関する業務効率と正確性が大幅に向上。「今までは曖昧さが残っていたパソコンの資産とセキュリティの状況が“ 見える化” できました」と松尾氏は強調する。
セキュリティ対策については、「DTKによって、USBメモリへのファイル持ち出しを抑止するなど、情報漏洩を防止。 セキュリティのさらなる向上を実現しました」と須藤氏は話す。さらには、DTPによって、セキュリティ対策が確実に行われているかどうかの証明が可能になり、トータルでセキュリティレベルを高められた。可用性に関しても、「DTPが備えるセキュリティパッチの自動ダウンロード・適用機能などによって、パソコンの可用性が高まり、結果、業務継続性を向上させています」(佐竹氏)と述べる。
これらのセキュリティ対策は、国内外の拠点にて同一ポリシーで運用が可能である。グローバルでパソコンのセキュリティと可用性を向上し、同社のビジネスを強化したわけだが、ほかにも、IT監査対策の整備、社員のセキュリティ意識向上など、様々な効果が得られている。
同社は今後、DTPとDTKの活用範囲を広げ、印刷時のログ収集や、パソコンの資産とセキュリティ状況を“ 見える化”し、運用管理の効率化やコストダウンに活かすことにしている。併せて、セキュリティと利便性の両立も追求していくという。「今回構築したパソコン運用管理の基盤をはじめ、ITの利活用をさらに促進し、グローバルビジネスをより発展させていきます」と松尾氏は将来を見据える。
【高砂香料工業株式会社様 会社概要】
| 本社所在地 | 東京都大田区蒲田5丁目37番1号 ニッセイアロマスクエア17F |
|---|---|
| 代表取締役社長 | 井垣 理太郎 |
| 設立 | 1920(大正9)年2月9日 |
| 資本金 | 92億円(2008年9月末現在) |
| 従業員数 | 2,738名(連結)、1,018名(単体)(2008年9月末現在) |
| 事業概要 | フレーバー、フレグランス、アロマケミカル、ファインケミカルの製造・販売・輸出入をグローバルに事業展開
|
| ホームページ | 高砂香料工業株式会社ホームページ |
【ご紹介した製品】
- Systemwalker Desktop Patrol (IT資産管理とセキュリティ監査)
- Systemwalker Desktop Keeper (情報漏洩対策)
【導入事例(PDF版)】
- PDF導入事例 高砂香料工業株式会社 様(392KB / A4・2ページ)
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