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変化する市場環境に即応できる
基幹システムをクライアント/サーバで再構築
統合的な運用管理をSystemWalkerで実現

シヤチハタ株式会社様 導入事例


印鑑や各種スタンプなどで名高いシヤチハタ株式会社では、ビジネスの基盤となる全社基幹システムを再構築した。従来のホスト中心システムからクライアント/サーバシステムへ移行することで、インターネット時代に対応できるビジネス環境構築を目指す。新基幹システムは全国の拠点を結ぶ大規模なシステムだけに、統合的な運用管理が不可欠なため、富士通の運用管理ツール「SystemWalker」を導入。少数精鋭の要員による効率的な運用管理を実現している。

[ 2000年10月掲載 ]


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システムのクライアント/サーバ化でビジネススピードの向上を実現

都丸 次明
シヤチハタ株式会社 情報システム部 部長

伊藤 彰英
シヤチハタ株式会社 情報システム部 課長

二村 秀樹
シヤチハタ株式会社 情報システム部 副参事

「文具業界を取り巻く環境は、年々厳しさを増しています。市場競争力を今後も維持していくためには、これまでの情報システムを刷新する必要がありました」と語るのは、シヤチハタ情報システム部 部長 都丸次明氏だ。

景気の低迷が続く中で、これまで市場の一角を担っていた文具店の数も減少の一途をたどっている。製造面はもちろん、流通や販売に至る全ビジネスプロセスにおいて効率化を図らなければ、今後の生き残りは困難だ。そこでシヤチハタでは、1998年に社内システムの全面的な再構築に着手した。

「従来のホスト中心のシステムでは、情報を十分にビジネスに活用することができませんでした。最近はインターネットを利用したEC/EDI環境を構築している企業も増えています。既存ホストではこうした流れに対応が困難なことから、今回の再構築を機に全社システムのクライアント/サーバ化に踏み切ったのです」(都丸氏)。

物流を担当している企業とのやりとりも、従来の紙の伝票からネットワークをベースとした業務に変革できる。ビジネススピード向上に、クライアント/サーバ化は必須であった。

新システムのインフラには、信頼性と安定性を評価して富士通のUNIXサーバ「S-7」シリーズが東京・大阪・名古屋に、WindowsNTサーバ「GRANPOWER5000」シリーズが全国に展開する各拠点に導入されている。これにより、インターネット時代のビジネスにも確実に対応できる体制が整うこととなった。

課題となったシステムの統合管理を富士通の「SystemWalker」で実現

システムをクライアント/サーバ化するにあたっては、問題が全くなかったわけではない。中でも大きな課題となったのは、全国に分散するサーバ群をいかに効率的に管理するかだった。

情報システム部 課長 伊藤彰英氏は「ホストの場合は、基本的に1カ所だけを集中的にメンテナンスすれば済みます。今回、クライアント/サーバに移行したことで、管理対象が全国の拠点にまで広がりました。これを全て人手で管理するのはとても不可能です」と語る。

大規模な全社システムを効率的に運用していくには、高性能な運用管理ツールが不可欠である。そこで同社は富士通の運用管理ツール「SystemWalker」の導入を決めた。SystemWalkerを採用したポイントについて、情報システム部 副参事 二村秀樹氏は「業務を効率化できる機能を備えていることや、サーバとの親和性が高いこと。SystemWalkerは、こうした当社の要件をすべてクリアしていました」と説明する。

システムの運用管理に直接携われるスタッフの数は6名程度と少ない。だが、SystemWalker導入によって、全国に広がる大規模システムを少ない人員で統合的に管理できる環境が実現した。

様々な業務において大きなメリットを発揮

シヤチハタの要望に従って導入された製品は、System Walker/CentricMGR、SystemWalker/OperationMGRなどである。

新システム構築に伴って支店に導入されたWindowsNTサーバの数は50台近い。全て人手で監視するのは大変だが、SystemWalker/CentricMGRを導入したことでほとんど手間を掛けずに監視業務が行えるようになった。「画面を見ただけで直感的に理解できるので、とても助かっています」と伊藤氏は高く評価する。

次版のSystemWalker/CentricMGRバージョン5には、「業務の視点からシステム全体を管理できる」という特長が備わる予定だ。単に個別の資源を監視するだけでなく、障害が発生した場合に影響が及ぶ他の業務まで確認できるのだ。伊藤氏はこの点について「業務の構成がビジュアルに表示されるのは便利ですね」と期待をにじませる。

拠点のWindowsNTサーバの自動運転、各種データの収集にはSystemWalker/OperationMGRを活用している。サーバを週のはじめに起動させて週末にシャットダウンさせるといった作業を、全く人手を介することなく実現。さらに拠点の売上データの収集業務など、毎日のバッチジョブも、SystemWalker/OperationMGRで自動化している。ただ全国の拠点からデータを収集する作業には、ネットワークの負荷が一時的に高まるという問題もある。そこで同社ではSystemWalker/OperationMGRの自動運転機能を利用して、トラフィックの少ない夜間にバッチジョブをスケジューリング。業務に影響を与えるこsとなく、データ収集がスムーズに行えるよう工夫している。

時間を取られがちなサポート業務の効率化には、SystemWalker/CentricMGRのリモート操作機能が役立っている。二村氏は「相手の画面が自分のモニタで見られるので、相手のところまでいちいち出かけて行く必要がありません。電話だけだと状況を把握するまでに時間がかかってしまいますが、リモート操作機能を利用すれば一瞬で困っている点がわかります」と語る。

シヤチハタの運用管理ネットワーク図

運用管理の手間を省きコアビジネスへの注力を実現

SystemWalkerの導入効果について都丸氏は「運用管理が効率的にできるようになり、本来の業務に時間を使えるようになりました。これは我々だけでなく、拠点の管理者についても同様です。これがビジネスに与える影響は、大きいですね」と満足気に語る。

情報活用を推進するには、システムの安定的な稼働が不可欠だ。といって、運用管理に忙殺されてしまっては意味がない。クライアント/サーバ化の効果を最大限に発揮するためには、高度なシステム環境をいかに手間をかけずに運用するかが重要課題だと都丸氏は続ける。ビジネスの質を高めて行く上でも、SystemWalkerは大きく貢献している。

「今後もパートナー企業との連携や、業務スピードを速めていくために新システムを活用したいですね」と抱負を語る都丸氏。その基盤を支える役割を、富士通のSystemWalkerが力強く担っている。

【シヤチハタ株式会社様 会社概要】

創立 大正14年1月
設立 昭和16年9月
資本金 6億8150万円(1999年3月現在)
売上高 357億円(1998年度グループ売上)
従業員数 約1,000名(1999年3月現在)
事業概要 各種のスタンプ、印鑑、ネームペンなどを製造。パソコンを使った電子決済システムなど情報産業にも意欲的に取り組んでいる。1999年にシヤチハタ工業株式会社とシヤチハタ商事株式会社が合併。シヤチハタ株式会社となった。

【関連製品】

【導入事例(PDF版)】

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