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既存資産を活かしつつ、先進のWebシステムを構築
安定稼働とローコスト運用を支えるSystemwalker

新日軽株式会社様 導入事例


アルミ建材の総合メーカーである新日軽株式会社では、1999年から基幹系システム刷新プロジェクトを推進している。既存資産を活かしながらインターネット文化への速やかな移行を図るなかで、システムの安定稼働を支えているのが富士通の統合運用管理ソフトウェア「Systemwalker」である。稼働監視とプログラム配付にはSystemwalkerCentricMGR、バッチジョブの自動化にはSystemwalker OperationMGRを活用して、分散システムのローコスト運用に成功している。

[ 2003年7月掲載 ]


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既存資産を活かしつつ先進の基幹系Webシステムを構築

長谷川 道雄
新日軽株式会社 情報システム部 執行役員/部長

既存資産を最大限に活かしつつ、電子入札や電子商取引の時代にいち早く対応したい。新日軽の基幹系システム刷新プロジェクトは、1999年に構想が始まった。

既存資産の筆頭がメインフレームだ。新日軽は、受注/発注/生産計画を一貫して処理できる優れたERPシステムを、自前で構築してきた。数百社の代理店を顧客として、品種だけで60万アイテムの製品を扱っているため、日々の取引を確実に処理するにはメインフレームが不可欠である。

一方で、オフコンを中心に構築してきた支店/営業所の全国ネットワークはゼロから作り替える必要があった。60台ものオフコンと専用線を維持するだけでも多大なコストがかかるからだ。分散系ネットワークを構築し、フロントエンドにもWebブラウザを活用して、パソコン文化、インターネット文化へ早期に移行することが決まった。

ただし、支店/営業所にはシステム管理の専門家はいない。便利な機能を作り込んだオフコンを廃止してUNIXサーバを設置する場合にも、各拠点のシステム管理負担を増やすことは許されない状況だった。

Systemwalker/Interstage連携でワークユニットを確実に管理

小山 松吉
新日軽株式会社 情報システム部 課長

兒玉 光弘
新日軽株式会社 情報システム部 情報技術担当 情報技術グループ

プロジェクトの一環として、2001年に取り組んだのが、ビル系営業支援システムの構築である。

ビル営業は、現地の臨機応変な裁量が強く求められるため、拠点ごとに独自データベースを持つ必要がある。そこで、DBサーバ、アプリケーションサーバ、Webサーバの3層を、データセンターと全国17本支店に配備することになった。この分散システムの安定運用には、UNIXサーバの稼働状況を管理したり、バッチジョブが支障なく動いていることを監視できる統合運用管理ソフトウェアの導入が不可欠である。

新日軽では、メインフレーム資産を活かしながら短期間でWebベースのシステムを構築するために、富士通の「Interstage」を中核にシステムを構築。Interstageは、既存のCOBOLプログラムをカプセル化してWebシステムに取り込むWebアプリケーションサーバ製品である。

新日軽は、複数の製品を比較検討した結果、分散システムの集中監視と業務アプリケーションの安定稼働の実現に富士通の統合運用管理ソフトウェア「Systemwalker」を選択した。広域に分散するシステム上で、システム全体を集中監視する仕組みとしてSystemwalkerCentricMGR、バッチジョブを確実に実行する仕組みとしてSystemwalkerOperationMGRを導入した。

「既存資産を活かしながら短期開発したシステムを、低コストで安定稼働させるためには、Systemwalkerの存在が不可欠でした」と、情報システム部 執行役員/部長 長谷川道雄氏は語る。

新日軽はSystemwalkerの次のような点を評価した。

第1に、メインフレームと同じ考えかたで、業務単位の監視ができること。Systemwalker CentricMGRは、システム、ネットワーク、アプリケーションなどのIT資産を、機器単位で監視するだけでなく、業務を構成する単位で監視できる。複雑に構成されたシステムの一部に異常が発生した場合でも、どの業務に影響があるのかがすばやく把握でき、的確な優先順位で復旧作業を行える。

第2に、Interstageで作り上げたワークユニット単位での管理ができること。Interstageでは、複数のプログラムを業務単位にまとめ、ワークユニットとして管理し、1つの業務を複数のワークユニットで実現するなど、ワークユニットの構造は極めて複雑だ。「これらをきちんと遠隔監視でき、ある拠点のワークユニットが異常終了したときには自動的にリトライする機能まで持っているのはSystemwalkerだけ」と、情報システム部 情報技術担当 情報技術グループ 兒玉光弘氏は強調する。

第3は、Systemwalker CentricMGRのオンライン配付機能とSystemwalkerOperationMGRのスケジューリング機能を組み合わせることで、バッチジョブだけでなく資源配付までも自動化できることであった。

Systemwalkerの配置

拠点に負荷をかけずに分散システムを安定運用

Systemwalkerの導入によって、ビル系の営業支援システムは予定通り順調に稼働を開始した。

Systemwalker CentricMGRで集中管理を行うことにより、支店にはシステム管理の専任者を置く必要がない。Systemwalker OperationMGRは、バックアップ前後処理からその後の夜間バッチジョブまで、スケジュール設定通りに、遠隔自動操作してくれる。全国17本支店の集中管理を行うデータセンターでも、監視画面に張りついている必要はない。異常を検知した場合には、管理者のパソコンや携帯電話にメールで通知される。

「バッチ系業務をスケジューリングしやすいのも、Systemwalker OperationMGRの特長です。メインフレーム系の開発しか経験していない技術者でも、マニュアルレスですぐに利用でき、システム間のメッセージの受け渡し部分をプログラミングする手間もかかりません」と情報システム部 課長 小山松吉氏は評価する。

Systemwalker CentricMGRが蓄積するトラブル履歴もシステムの可用性を高めるために活用している。発生したトラブルとその処理をデータベースに登録して管理できるため、トラブル履歴を分析して今後の対策を立てることができる。

新日軽は今後、画像やCADデータのやりとり、社内コラボレーション、ネットワークのブロードバンド化など、さまざまな課題にチャレンジしていく。「大容量データを双方向でやりとりするようになると、いままで以上にデータも処理もサーバに集中して、運用管理を楽にしなければなりません。こうした将来のシステムの進化まできちんとカバーしてくれるのが、Systemwalkerで実現する全体統合管理です」と、長谷川氏は期待を込めて語った。SystemwalkerとInterstageは今後も新日軽の飛躍を支え続ける。

【新日軽株式会社様 会社概要】

本社 東京都品川区大崎1丁目11番1号 ゲートシティ大崎ウエストタワー
設立 1980年10月
資本金 290億3,800万円
売上高 1,496億2,800万円(2002年3月末現在)
従業員数 3,332名
事業概要 わが国唯一のアルミニウム総合一貫メーカーである日本軽金属株式会社から、アルミ建材関連の会社を統合して設立。現在では、超高層ビルから住宅まで、幅広い商品を供給する総合建材サプライヤ。ビル用建材、住宅サッシ、エクステリアが事業の3本柱。2002年から、事業本部ごとの生販一体化体制の確立、マーケットインの思想を持った商品開発など、ダイナミックな経営改革を推進している。
新日軽
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