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サーバOS混在環境でアカウント情報を一元管理
情報活用の幅を広げた「Systemwalker UserAccessMGR」

学校法人 関西学院様 導入事例


関西学院大学神戸三田キャンパスでは、より自由度の高い情報活用環境を目指して、「Systemwalker UserAccessMGR」によりユーザー情報を一元管理し、管理工数を低減した。メールサーバ、PC教室でのユーザー管理サーバなど、UNIX/Windows NTが混在する環境で、ユーザー情報を確実に同期化。多様なサービスを同一のパスワードで利用できる、先進の情報活用環境を実現している。

[ 2002年11月掲載 ]


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より自由な情報活用環境をより少ない管理工数で実現

河井 俊一
学校法人関西学院 神戸三田キャンパス事務室 主任(情報システム室分室担当)

島田 利之
学校法人関西学院 神戸三田キャンパス事務室 (情報システム室分室担当)

1995年、関西学院大学は、兵庫県三田(さんだ)市に神戸三田キャンパスを新設し、総合政策学部を開設した。さらに2001年夏には、西宮上ヶ原キャンパスにあった理学部を神戸三田キャンパスへ移転。理学部は2002年4月に、情報科学科と生命科学科を加えて、理工学部へと改組した。

総合政策学部は4学年約1300名であったが、理工学部が加わると、教職員や大学院生を含めて、神戸三田キャンパスを利用する人々は3倍以上の4500名にふくれ上がる。関西学院大学では、2001年から4年計画で、神戸三田キャンパス全体のインフラ整備を計画し、実施してきた。

1995年に第一期工事が完成して利用を開始した神戸三田キャンパスにとって、今回のインフラ整備は第二期計画になる。関西学院大学では、2000年ごろから、数社のシステムインテグレータに要件を伝えて、実現するための具体的な提案を求めた。

「こちらは『やりたいこと』をいくつか提示したのですが、すべての項目に応える提案をしてくれたのは富士通だけでした」と、神戸三田キャンパス事務室 主任 河井俊一氏は振り返る。

関西学院大学ではまず、電子メールを自宅などキャンパス外からも見られる仕組みを求めたが、この要件にはすべてのインテグレータが解決策を提示した。

さらに関西学院大学は、神戸三田キャンパス内限定の掲示板機能を持つ「ネットニュース」も、インターネット経由で、キャンパス外から見られるようにしたいと望んだ。しかも、電子メール、ネットニュース、およびPC教室でのパソコン利用など、すべてのサービスについて、利用者は同一のパスワードさえ覚えれば済むようにしたいというのが要件だった。これらすべてに応えられたのは、富士通だけだったのである。

ネットニュースをインターネット経由にすること自体はさほど困難ではない。しかし、最大500ユーザーが同時アクセスできるようにするなど、信頼性と大規模対応を前提にシステムを設計する必要があった。つまり、大規模メールシステムの安定稼働で実績のあるUNIX系のメールサーバを利用するのが得策であった。

一方で、PC教室のユーザー管理などは、低価格で管理も容易なWindowsサーバがすでに導入されている。富士通は、UNIXサーバとWindowsサーバが混在する環境でも、ユーザーの統合管理を実現できる「Systemwalker User-AccessMGR」の利用によって、情報提供サービスの利用環境を拡大し、同時に、ユーザー管理の一元化を実現する提案をすることができた。

サーバOS混在環境でユーザー・アカウントの統合管理を実現

Systemwalker UserAccessMGRは、ディレクトリサービスを使用した利用者アカウントの統合管理を実現するアプリケーションである。

Systemwalker UserAccessMGRは、富士通のディレクトリサーバ製品「SystemwalkerInfoDirectory」を使って、Windows NT/2000、Solaris、LotusDomino上のアカウント情報を一元管理する。Systemwalker UserAccessMGRの一度の操作で、複数サーバのOSやミドルウェアのアカウント情報を、簡単に変更/追加/削除することができる。したがって、Windows NTサーバとUNIXサーバが混在する関西学院大学において、「同一パスワードによる情報活用」を実現するための強力なソリューションであった。

さらに富士通は、神戸三田キャンパスのユーザー管理担当者が、よりスムーズにユーザー登録を行うためのGUIプログラムを特別に開発した。

SystemwalkerInfoDirectoryは、インターネット標準プロトコルのLDAP(Lightweight Directory AccessProtocol)準拠のディレクトリサーバである。関西学院大学では、本部のOracleデータベースからユーザー管理に必要なデータを、SQL文により切り出し、LDAPデータ形式に変換したうえで、ディレクトリサーバへ登録するといった手順を、GUI画面のメニュー選択だけでできるようになった。

Systemwalker UserAccessMGRと特注のGUIプログラムとの組み合わせによって、ユーザーとサーバ台数が2倍、3倍と急速に増加するなかで、従来と同じ人数でスムーズなユーザー管理ができているのである。

関西学院大学のシステム概念図

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サーバやOSの選択肢が広がり今後のサービス拡大にも弾み

神戸三田キャンパスにおける第二期インフラ整備は、2002年春の段階で、基本部分は完成した。学生は、どのようなサーバ経由で提供されているかを一切意識することなく、たった1つのパスワードですべての情報サービスを利用できる。

メール、ネットニュースはUNIXサーバ、PC教室のパソコン利用はWindows 2000サーバが管理している。学生食堂前のロビーには無線LANのアンテナが設置してあり、ノートPCを利用してネットワークにアクセスできる。メールのパスワード変更、メールの転送先の指定は、Windows 2000サーバ経由で、利用者が自分で設定変更できる。また、「情報倉庫」とネーミングされた学生/教職員用ポータルは、アクセス者に応じてダイナミックにメニュー表示が変わる最新機能を搭載しているが、これは今後の機能拡張を配慮して、UNIXサーバで構築した。

「以前、同様にUNIXとWindowsで構築されたシステムを運用していたことがあるのですが、その際は、UNIXとWindowsのパスワードの同期が取れないという事故がときどき発生していました。これに比べるとSystemwalkerUserAccessMGRは、事故が起きない信頼性の高いシステムだと痛感しました」と神戸三田キャンパス事務室 島田利之氏は太鼓判を押す。

Systemwalker UserAccessMGRとSystemwalker InfoDirectoryの利用によって、神戸三田キャンパスでは、UNIXサーバの信頼性とWindowsサーバの使いやすさとのバランスを取りながら、利用者の快適なネットワーク利用環境を実現することができた。

「IDやパスワードを共通にするという要素を配慮しなくても、そのアプリケーションにとって最適なOSやサーバを選ぶことができます。つまりSystemwalkerは、情報サービスの幅を広げるうえで大いに役立っていると言えるでしょう」と島田氏は結んだ。

【学校法人 関西学院様 会社概要】

所在地 関西学院大学神戸三田キャンパス:兵庫県三田市学園二丁目一番地
設立 1889年
業務概要 アメリカ南メソジスト監督教会の宣教師ウォルター・ラッセル・ランバスが、神学部と普通学部を持つ関西学院を創立したのが始まり。現在では、大学・大学院・高等部・中学部を経営。中学部・高等部・大学ともにチャペル・アワーが設けられ、学院のすべての公式行事は祈りから始まるなど、キリスト教主義教育を貫いている。
関西学院大学
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