富士通

メインフレームとC/Sシステムを統合管理
管理コンソール1台で、稼働監視・性能監視と運用管理を実現

北陸銀行様 導入事例


北陸銀行では、勘定系および情報系のシステムを全面刷新した。LAN-WAN-LANの大規模ネットワーク・システムを構築し、分散システムの運用管理には富士通の統合運用管理ソフトウェア「Systemwalker」を採用。メインフレームからPCベースのオンライン端末など約1300台のクライアントまで、また稼働監視・性能監視からリモートメンテナンスまで、1台の統合管理コンソールでできる。


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顧客ニーズの多様化に対応すべくシステムを全面刷新

山岸 新一
北陸銀行 総合事務部 上席推進役

高田 学
北陸銀行 総合事務部 調査役

相次ぐメガバンクの誕生、事業法人による業態を超えた金融業務への参入など、金融業界は、大きな変革期を迎えている。加えて、インターネット取引も浸透し、銀行顧客のニーズは多様化するばかりだ。

「北陸銀行は、明治10年の創業時から、積極進取の気概を大切にしてきました」と、北陸銀行 総合事務部 上席推進役 山岸新一氏は自信を込めて語る。地方銀行である北陸銀行にも、従来通り地域に軸足を置きつつ、グローバルな視点で地域経済のインフラを支えていくことが求められている。

「情報ネットワークを整備し、お客さまとの接点としてのチャネルを拡大できる基盤を作らなければなりません。1997年から、『NCP21(New Century Project 21)』の名のもとに新システム開発に着手し、2001年1月から稼働を開始しました」(山岸氏)。

新システム構築にあたっては、3つの要件があった。第1は、サービス時間延長。24時間365日稼働のためのインフラ整備。ATMやインターネットの利用増大に積極的に対応する。第2は、営業店端末をPCベースのオンライン端末に入れ替えるとともに、ノートPCなどを使った全行LANによる情報システムの構築。第3は、上記の情報系整備・拡充に伴うデータ量の増大に対応するためのネットワーク高速化。最新通信技術を導入し、低コストで効率のよい回線を使用していく必要もあった。

メインフレームから金融端末まで大規模ネットワーク・システムを統合管理

石黒 恭範
北銀ソフトウエア(株) 企画管理部 部長

2001年1月から順次スタートした新営業店システムは、全国190拠点の金融端末約1,000台を富士通のメインフレームに接続したうえで、情報系の約200台のパソコンを営業店サーバで管理する、クライアント/サーバ型の大規模システムである。

北陸銀行のシステム開発を一手に引き受けている北銀ソフトウエア(株)企画管理部 部長 石黒恭範氏は、「ルータ700台、ハブ400 台で構成する極めて大規模なLAN-WAN-LANシステムになりました」と説明する。

クライアント/サーバ・システムによって管理するネットワーク機器が増え、サービス時間も延長するということは、運用管理の負荷が一気に増大することを意味する。

そこで注目したのが、大規模な統合監視を実現できる富士通の統合運用管理ソフトウェア「Systemwalker」である。「メインフレームをベースにしたオンライン・システムは、長年にわたって富士通製品を採用して信頼関係ができています。また今回は、メインフレームとネットワーク全体の統合管理を目指しているため、大きな視点でサポートと提案をしてくれる存在として、富士通の総合力に期待しました」と、北陸銀行 総合事務部 調査役 高田学氏は言う。

北陸銀行が目指す「統合管理」は深い意味を持っている。まず、メインフレームの監視はもちろんのこと、営業店サーバ・オンライン端末の監視およびネットワークの監視までも統合したい。また、稼働監視だけでなく、性能監視・運用管理も統合したい。しかも、大規模ネットワーク・システムを、統合管理コンソール1台で監視・管理したいという強い要望だった。

統合管理コンソールの1画面に監視・運用管理情報を集約

北陸銀行では、障害検知に、「SystemwalkerCentricMGR」を採用している。Systemwalker CentricMGRのエージェントは、サーバだけでなく、金融端末にも搭載しており、システム全体の稼働状況をEnd to Endで監視できる。

また、「Systemwalker PerfMGR」をSystemwalker CentricMGRと組み合わせることによって、営業店サーバの性能監視も行っている。ネットワーク・トラフィック情報やCPU使用率などの性能情報を常時監視できるため、パフォーマンスの悪化を事前に察知して対処する、といったキャパシティプランニングも可能だ。万一障害が起きたときには、Systemwalker CentricMGRのリモートメンテナンスで、復旧作業を行う。営業店にサーバ管理の負荷をかけず、情報システム部門が現地に飛ぶ必要もない。

「統合管理」を実現するために、統合管理コンソールの画面構成・機能は徹底的に検討した。稼働監視・性能監視と運用管理が1つの画面でできるのは最大のポイントだ。稼働状況を確認する画面上で、リモートメンテナンス操作ができる。

「以前にも統合管理コンソールを志向したことがありますが、表示レスポンスが遅く、不要メッセージも削減できませんでした。今回は、富士通が細かいところのカスタマイズまで全面的に協力してくれたため、重要度の低い情報は表示しない、統合コンソール画面を作り上げることができたのです」と高田氏は言う。

もうひとつ、ポイントがある。北陸銀行では、オンライン端末の運用管理に関する定義情報を、メインフレーム上で管理してきた。Systemwalkerの定義情報も、メインフレーム上で管理しながら、必要に応じて運用管理サーバへ指示したいと考えた。「私たちは、銀行オンラインシステムのミッションクリティカル性から、センター主導で集中管理を行うことにこだわりました。富士通は、メインフレームからSystemwalkerサーバへのインタフェースを開発して、この要望に応えてくれたのです」(石黒氏)。

図 北陸銀行のシステム構成

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人員を増やすことなくサービス時間延長を実現

Systemwalkerの導入と、徹底的な活用によって、北陸銀行は、大規模ネットワーク・システムを、従来と同じ人員で運用管理できる体制を手に入れた。サービス時間を、365日、7時から23時までに拡大した今も同じ人員でこなしているのである。

「北陸3県から北海道まで、1台の統合管理コンソールで稼働監視・性能監視を行い、従来の要員がそのままリモートメンテナンスも自在に操作しています。集中監視については、満足できるものができました」と山岸氏はにっこりする。今後は、メッセージをよりわかりやすいものへとブラッシュアップしたり、Systemwalker PerfMGRのキャパシティプランニングの機能を使いこなす事により、省力化を徹底し、導入メリットの享受を追求していく。

「銀行にとって、システムの運用管理はできるだけ省力化したい。自動化と効率化を柔軟に拡張してくれた点で、富士通の総合力を高く評価しています」と高田氏は語る。

ミッションクリティカル性と効率的なシステム運用を両立させることに成功した北陸銀行は、今後、さらなるサービス強化にチャレンジしていく。

【北陸銀行様 会社概要】

本店 富山県富山市堤町通り1丁目2番26号
創業 明治10年(1877年)
資本金 1,208億円
預金残高 5兆4,255億円
従業員数 3,381名
拠点数 190(本支店158)
事業概要 地方銀行として「地域の発展の中にこそ当行発展の源がある」との考えのもと、多様化するお客様ニーズに迅速に応えながら、質の高い地域総合金融サービスを提供している。

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