「Systemwalker getAccess」でSSOを実現
ISP/ASP事業のビジネスチャンスが拡大

http://www.crc.co.jp/
株式会社CRCソリューションズ様 導入事例
(株)CRCソリューションズでは、ISP/ASP事業の付加価値サービスとして、SSO(シングル・サイン・オン)機能を、契約ユーザー企業に提供している。SSOを実現する製品としては、富士通のWebコンテンツアクセス管理ソフトウェア「Systemwalker getAccess」を採用。さらに、ネットワーク監視には「Systemwalker CentricMGR」を使用し、ユーザー数約1万人という大規模認証サービスを安定運用している。
[ 2002年4月掲載 ]
ISP/ASP基盤のさらなる機能強化がビジネス支援には不可欠

長谷 純聖氏
(株)CRCソリューションズ インターネット事業部 BXN営業部部長

鍛冶 篤央氏
(株)CRCソリューションズ インターネット事業部 BXN営業部 営業第1チーム技術リーダ
CRCソリューションズが提供するトータルソリューションは、4つのサービスを統合したものである。すなわち、インターネット事業とデータセンターサービスをベースに、ビジネスソリューションと科学・工学分野でのサイエンスソリューションの両面を提供。さらに、40年以上にわたるノウハウを結集したITコンサルティングサービスでソリューションを最適化する。
「われわれインターネット事業部は、CRCソリューションズのフルサービスで最もベースとなる部分、つまりお客さまのビジネスのインフラ部分を支えているのです」と、CRCソリューションズインターネット事業部BXN営業部部長長谷純聖氏は説明する。
CRCソリューションズのインターネット事業部では現在、「BXN(BusinesseXchange Network)」のブランド名で、伊藤忠グループやグループ外の幅広い企業に、ISPおよびグループウェアや電子データ交換などのASPサービスを提供している。「ISPのお客さまの中には、取引先とのBtoBtoBや、業界ポータル、コミュニティ作りを目指す企業も増えてきました。こうしたお客さまのビジネスを支援するには、インターネット基盤そのものの強化が必要です」と長谷氏は言う。インターネット基盤の上にアプリケーションを搭載してASP サービスをするだけでなく、ユーザー企業のビジネスで共通して必要となる機能は、インターネット基盤にどんどん付加していく。これがCRCソリューションズのインターネット事業戦略である。
Systemwalker getAccessにより信頼性の高いサービス基盤を構築
取引先とのサプライチェーン、業界ポータル、コミュニティ、B to Cなど、利用者が拡大するとまず必要となる機能が、SSOだ。同一社内の利用でも、事業部が異なればアクセスできるコンテンツも変わってくる。インターネット基盤側でSSOの機能を提供すれば、ユーザー企業は認証管理システムを作り込む必要がないし、利用者はログイン操作をただ一度行って認証を受ければ、複数のコンテンツを自在に利用できる。
SSOを実現する製品として選んだのは、富士通の統合運用管理ソフトウェア「Systemwalker」のセキュリティ管理製品で、Webコンテンツのアクセス管理を行う「Systemwalker getAccess」であった。Systemwalker getAccessは、実績が豊富で、アクセス管理対象の利用者数は海外数百万、国内数十万にものぼる。
選定のポイントは3つあった。
第1に、Systemwalker getAccessは、2000年初めから完全に日本語化されており、富士通の手厚いサポートを受けられる。「データセンター全体のネットワーク監視にも、『Systemwalker CentricMGR』を使っています。統合運用管理ソフトウェアとしてSystemwalkerの実績を、機能の堅牢さと手厚いサポートで高く評価してきました。カスタマイズや作り込みに関する富士通の対応には満足しています」と長谷氏は補足する。
第2に、UNIXサーバをサポートしているため、強固なシステム構築ができる。「他のSSO製品は、Windowsベースのものがほとんどですが、わたしたちはサービス・プロバイダーとして、強固なUNIX基盤でSSOを提供する使命があります」と、CRCソリューションズインターネット事業部BXN営業部営業第1チーム技術リーダ鍛冶篤央氏は言う。
ISP/ASPにとって、SSOの利用者数は予測がつかない。しかも万一サービスが停止すると、その影響は複数のユーザー企業に及んでしまう。UNIXサーバを採用するだけでなく、ロードバランサを導入してサーバの冗長性を持たせ、さらに利用者数が増えたときには、サーバを拡張できるような堅牢なシステム構築に対応できる製品が必要だった。
また、Systemwalker getAccessは、GUI操作だけでなく、コマンド操作もできる。運用管理の専門家は、UNIXのコマンド操作の方が慣れていて速いし、コマンド操作の方がネットワーク負荷がかからないというのも選定理由の一つだった。
第3に、Systemwalker getAccessの機能は極めて柔軟だった。保護対象のWebサーバは、OSを問わない。つまり、ユーザー企業がWindows NTサーバを使っていても、UNIXサーバを使っていてもサポートできるため、ビジネスの幅が広がる。また、DMZのアクセスサーバから、ファイアウォール内のレジストリサーバへのアクセスは、ロードバランサを介して、n 対nのクロス構成にできるため、負荷分散が効果的に行える。
「もう一つの重要なポイントは、カスタマイズができること。他のSSO製品は認証画面が固定のデザインになっていますが、Systemwalker getAccessは、ユーザー企業1社ごとに個別のログイン画面を作れます」と鍛冶氏は言う。SSOの利用者は、カスタマイズされた画面を使うことで、認証のプロセスでCRCソリューションズのBXNサービスを利用していることに気づくことなく、シームレスな操作で、ログインとアプリケーション利用を継続することができる。
システム構成概念図

図を拡大する
柔軟なインタフェースを活用し付加価値サービスの拡充へ
Systemwalker getAccessを利用したSSO サービスは、2000 年4月にスタート。現在、契約企業は6社だが、BtoB、BtoCでエンドユーザー数は多く、アクセス管理を行っている利用者は約1万人にものぼる。
最も多いのが、企業グループ内での利用だ。A社のアプリケーションも、B社のアプリケーションも、一度の認証操作で利用できるため、業務効率が上がる。BtoCのサービスを行っているユーザー企業には、SSOではなく、シンプルな認証サービスを提供する。Systemwalker getAccessは、通常のアクセス管理でも、オーバーヘッドを抑制しながら、効率よい制御を実現している。
CRCソリューションズのBXN サービスは、SSOという付加価値によって、ソリューションを拡充することができた。他の事業部でシステム構築を行うときにも、SSOの部分は完成したBXNサービスを利用して短期開発を実現するという形で、提案の差別化を図ることができる。
「認証管理は個人情報管理ですから、課金につなげたり、アクセス分析をしたりするなど、より高度な活用形態を提案していきたい。Systemwalker getAccessは、インタフェース開発が柔軟にできるため、システム・インテグレータとして、付加価値を引き出しやすいシステムです」と長谷氏は、今後のビジネスチャンス拡大に意欲を燃やしている。
【株式会社CRCソリューションズ様 会社概要】
| 本社 | 東京都江東区南砂2-7-5 |
|---|---|
| 設立 | 1958(昭和33)年11月13日 |
| 資本金 | 19億775万円(伊藤忠商事(株)と伊藤忠テクノサイエンス(株)が主に出資) |
| 連結売上高 | 461億円(2001年度) |
| 従業員数 | 1,070名(2001年4月1日現在) |
| 事業概要 | 伊藤忠グループのIT基盤を支えるシステム・インテグレータ。インターネットおよびデータセンターサービスをベースに、ビジネスソリューションと科学・工学分野でのサイエンスソリューションの両面を提供。 |
| ホームページ | 株式会社CRCソリューションズ ホームページ |
![]()
本事例中に記載の肩書きや数値、固有名詞等は掲載日現在のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。

